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- 2021-06-09
- 愛犬が亡くなったあとはエンゼルケアを…飼い主にできることとは?
わたしたち人間を含め、命あるものには終わりがあります。ですが愛犬との別れは受け入れがたいことかもしれません。そんな方にこそ、ぜひエンゼルケアを経験してもらいたいと思います。
エンゼルケアとは死後の体のケアです。亡くなった愛犬の火葬まえに行う身支度を指します。人間でいう死化粧にあたり、映画「おくりびと」も話題になりましたね。
愛犬のエンゼルケアはペットにとっても飼い主にとっても、重要な意味合いがあります。限られた最期の時間をおだやかに過ごすために必要です。ペットロスの観点からも大変注目されているエンゼルケアについて紹介します。
愛犬のエンゼルケアには2つの意義ある!ペット側・飼い主側から
「愛犬の死が受け入れられない」とペットロスが増えています。重度になると心身にも影響を及ぼしかねないため、軽減へ向けたエンゼルケアが重要視されています。このエンゼルケアには、遺体をきれいにすることと飼い主の気持ちを整理することの2つの意義があります。
愛犬をきれいな状態に整えて見届けられる
少々目を覆いたくなるような話をしますが、死後の体は筋肉も緩くなり体液が流れ出てきてしまいます。3時間ほどで死後硬直も始まり、愛犬の尊厳のためにも、飼い主の気持ち的にも早急なエンゼルケアが必要です。
遺体をきれいにし生前のような状態へ整えることで、最期の時間も豊かになります。後悔のないよう愛犬を見送るためにも、飼い主の務めを果たしたいところです。
愛犬の死を受け止められない飼い主の気持ちが整理される
愛犬の死に、やり場のない悲しみを抱える飼い主がとても多いです。同時にエンゼルケアを経験し、混乱した心が落ち着いたという方もいらっしゃいます。
エンゼルケアで行う遺体の処理や整理整頓、洋服をまとったり、棺へ納めたり、花を添えたりといった流れは、愛犬の死を受け入れるステップになります。家族や第三者と思いを分かち合い、愛犬との時間を振り返ることで気持ちが整理され、死を受け止め、区切りをつけられるのです。
飼い主が愛犬の死後直後にできるエンゼルケアとは?
エンゼルケアに決まりはありません。飼い主が行ってもいいですし、動物病院や専門サロンでも行っています。主な内容は、シャンプーやブラッシング、手足や爪の処理、排泄物等の除去、鼻や口の綿詰めです。ここでは愛犬の死後すぐにできるエンゼルケアを紹介します。
遺体を拭いてブラッシングする
愛犬が亡くなったあと、生前と同じように汚れをとりブラッシングをして、毛並みを整えます。お手入れしないでお別れするのは何とも寂しいものです。愛犬と過ごした時間に感謝しつつケアをしましょう。
見送る側としても安らかな気持ちで、葬儀・火葬まで過ごすことができます。愛犬の眠っているような姿に、楽しかった思い出を振り返り、その死を受け入れる大切な時間となるでしょう。
目や口を閉じる
亡くなったときに目や口が開いたままになっていることもあります。人間の死後、開いていたら閉じるように愛犬にもしてあげましょう。体液の処理としても必要です。
愛犬と片時も離れたくない方は、目をおさえながら一晩隣で眠ることもあります。ほか、テープ等で目と口をおさえて、再び開かないよう止める方法もあります。
爪を切って手足をまげる
身だしなみを整えるという意味でも爪を切りましょう。また、死後硬直が始まるまえに手足や背中を曲げなければ、納棺が難しくなってしまいます。3時間ほどで体全体が固くなりはじめるため早めの対処が必要です。
遺体を安置するときは床にペットシーツや新聞紙を敷き、その上にタオルや毛布を敷いたカゴ、ダンボール箱を置きます。最後に、体勢を整えた愛犬をそっと寝かせましょう。
ドライアイスや保冷剤でからだを冷やす
死後は体のあらゆる機能が止まり、お腹にガスもたまっていきます。臭いが出るのは防ぎようがありません。室温の高い部屋だと強まるため、直射日光があたらず風通しの良いところへ安置します。
夏場は冷房を効かせ、冬場は暖房の入っていない部屋を選びましょう。愛犬のまわりには、タオルで包んだ保冷剤やドライアイスをたくさん敷き詰めます。
愛犬のエンゼルケア~難しい場合はプロへの相談も~
愛犬のために必要なエンゼルケアは他にもあります。
・硬直が始まるまえにシャンプーブローやカット
・うんちやおしっこの除去、鼻・口等の綿詰め
慣れていなければ少々難しい作業かもしれません。その点、獣医師やエンゼルケアの専門家は動物の体を熟知しており、経験も豊富です。プロの手によるエンゼルケアが確実でより安心でしょう。エンゼルケアを行う動物病院や施設は検索すると簡単に調べられます。
大田区にある”ウェルネスグルーミングサロン”は、動物の生態に詳しいグルーマーが「ペットのおくりびと」として最期の旅立ちをお手伝いします。ただきれいにするのではなく、ご家族様に寄り添い、希望をお聞きしたうえで納得のいくエンゼルケアを行います。
まとめ
愛犬との別れは辛く悲しいものです。しかし亡くなったあとは長くても2~3日しか一緒に過ごせません。限られた時間の中で、できることを精一杯してあげたい気持ちへとなるでしょう。
愛犬のエンゼルケアは愛犬にとっても飼い主にとっても必要な工程です。愛犬が今までと変わらない姿で旅立つために、飼い主の心の平穏のために重要な意味をなしています。
ぜひそのお手伝いを、ウェルネスグルーミングサロンへお任せください。当施設は愛犬のきれいになっていく姿を見ていただけますし、グルーマーと共にケアもしていただけます。スタッフ一同、心を込めてお見送りいたします。ご家族の意向を一番に、後悔のないお別れを実現します。