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- 2021-06-26
- 自宅で看取ったペットの死後の処置方法は?最良のお別れにするために
ペットフードの改良や医療の普及で、ペットも長生きになってきましたね。ペットの死因で1番多いのが老衰で、ご自宅で看取る方も多いです。
ペットが亡くなるのは、本当に辛いことですよね。後悔しないお別れにするために、ペットの死後の処置をしてあげましょう。
ペットの死後の処置には、理由があります。ご遺体の状態をなるべくキレイに保つために、いつ・何をしたら良いかを知っておきましょう。よりよいお別れにするために、最近ではペットにエンゼルケアをする方もいらっしゃいますよ。
ペットの死後の処置はどうしてするの?理由3つとは
ペットだけでなく、生き物は亡くなった瞬間から体に変化が生じます。なるべく生きていたときの状態を保てるようにペットの死後の処置をする必要があります。
①死後硬直が始まるから
ペットの種類にもよりますが、多くは死後3時間以内に死後硬直が始まり、手足が突っ張った状態になります。そのままですと、棺に入れにくかったり、ご遺体を火葬場に連れて行ってあげるときに運びにくくなってしまいます。
②腐敗が進むから
ペットが亡くなると、内臓など様々な器官の動きが止まります。ペットの死後の処置をしてあげないと、臭いがしたり、見た目が変化してしまいます。
また、全身の筋肉が緩むので、肛門などから体液がでてくることがあります。そのままにしておくと、ご遺体が汚れて見えてしまいます。
③飼い主様の心の整理につながるから
最後までキレイな状態で見送ることで、「ここまでしてあげた」と思うことができます。ご自分ができることをやってあげたという思いは、ペットロスを防ぐ効果もありますよ。
ペットの死後の処置はいつ・何をするのが大事?
ペットが亡くなってすぐは、悲しみで動けなくなりますよね。ペットの死後、5時間以内にやっておきたい処置があります。火葬までは何日くらい必要かも知っておきましょう。
死後2〜3時間以内にしてあげたいこと
・死後硬直が始まる前に体勢を整える
ペットの死後の処置としては、背中をまるめてあげ、手足を軽く曲げてあげると良いでしょう。半日くらい経つとこわばりが緩んでくるので、硬直が始まってるときは無理せず、待ってみるとよいでしょう。無理に行うと関節が脱臼することもあるので、注意です。
・ご遺体の安置と保冷
まず、棺になるものを用意し、その中にペットシーツやタオルなどを敷いてあげましょう。その中にペットの子を寝かせてあげます。もし、ご遺体が汚れていたら、ティッシュや硬く絞ったタオルなどで優しく拭いてあげると良いですよ。
なるべく涼しい場所に安置し、保冷剤やドライアイス等で冷やしてあげます。お腹周りの腐敗が進みやすいので、お腹や腰のあたりに保冷剤などを置いてあげましょう。
死後2日以内にしてあげたいこと
ご遺体が痛まないうちに火葬するには、ペットの死後2日以内がベストです。処置をするだけでも心身共に負担になると思いますが、ペットを火葬できる場所を探して予約する手続きが必要です。
保冷の注意点と保冷剤の取り替える目安
ペットが亡くなった後は保冷がとても大切ですが、注意したいことが3つあります。
①保冷時間
保冷剤は6時間、氷は3時間、ドライアイスは24時間程度で交換しましょう。
②ご遺体が濡れないように
濡れると腐敗が進みやすくなってしまうので、保冷剤などの結露がご遺体につかないように、タオル等で巻いてあげると良いですよ。
③ドライアイスは低温やけどに注意
ドライアイスは保冷力にかなり優れていますが、飼い主様が低温やけどする可能性があります。触るときは、直接触らずに、手袋をつけてくださいね。
よりよいペットの死後の処置はエンゼルケア
人が亡くなったら「湯灌」といって、死後の身なりを整える儀式があります。ペットにも最後のお別れの時をキレイな状態で迎えてもらうには、エンゼルケアをすると良いですよ。
ペットのエンゼルケアは何をする?
体液が流れ出るのを防ぐために、鼻や口・肛門に詰め物をします。エンゼルケア専門のサロンでは、詰め物や清拭などのペットの基本的な死後の処置に加え、シャンプー・ブラッシングも行います。
エンゼルケアは自分で行える?
ご自身で行うと、手厚く見送ってあげた気持ちが一層強まりますよね。ネット通販でエンゼルケアの専用キットなどがあります。詰め物や手袋、タオルなどが入っています。
自分でもできるのですが、ご遺体のシャンプーやブラッシング等は2人がかりでやっても大変です。サロンに頼むと飼い主様の負担が軽減されますよ。
ペットのエンゼルケアはウェルネスグルーミングサロン
ウェルネスグルーミングサロンは、東京都大田区にあり、亡くなったペットの子に対する最後のグルーミングを行っております。ペットの死後の処置を機械的に行うのではなく、ペットの尊厳を守る丁寧な対応を心がけております。
プロのグルーマーがおり、そのペットの子らしさを生かしたエンゼルケアを行っております。ご希望があれば、ご家族様と一緒に行うこともできますので、お気軽にご相談くださいませ。
まとめ
ペットを自宅で看取ったあと、いつまでに何を行えば良いのかを知っていると、死後の処置を慌てずに行うことができます。ペットは亡くなった後に死後硬直が始まり、処置しないとかなり腐敗が進んでしまいます。
死後2~3時間で体が突っ張ってきますので、それまでに手足を曲げて体を丸めた姿勢を作ってあげると良いでしょう。なるべく涼しい場所に安置し、保冷剤等でお腹まわりを冷やしてあげます。
ペットの死後の処置をしっかり行い、キレイな状態で見送ってあげられると、ご家族様の心の整理にもつながります。専門サロンでエンゼルケアを頼むと、基本的な処置の他、シャンプーやブラッシング等の見た目のケアもできます。
ウェルネスグルーミングサロンでは、ペットの子とご家族様のお別れがよりよいものになるようにお手伝いさせていただきます。どんな些細なことでもお申し付けくださいませ。